西岡善信さん率いて38年…「映像京都」が解散

[ 2010年8月31日 18:23 ]

 映画美術の第一人者、西岡善信さん(88)ら旧大映のスタッフが設立し、テレビドラマ「木枯し紋次郎」や映画「どら平太」などを手掛けた企画・製作会社「映像京都」(京都市右京区)が31日、テレビ時代劇の減少などを理由に解散した。

 映像京都は、大映が倒産した翌年の1972年に創設され、京都・太秦の松竹京都撮影所の敷地内に仕事部屋を置いた。美術や照明、カメラなどの技術を持った“職人集団”として、五社英雄監督の「薄化粧」、市川崑監督の「かあちゃん」など映画約50本、テレビドラマ約200本の製作にかかわった。

 西岡さんは、54年のカンヌ国際映画祭で最高賞を受賞した「地獄門」(衣笠貞之助監督)をはじめ、多くの日本映画に参加した美術監督。西岡さんの技を見込んで依頼された仕事も多かった。

 西岡さんによると、最近はNHKの「大仏開眼」、ワーナー映画の「最後の忠臣蔵」などの作品に恵まれたが、テレビ時代劇は減少傾向にあり、西岡さんの体調が万全でないことも考慮して解散を決定。社員の一部は、フリーの立場で仕事を続けるという。
 西岡さんは「会社が元気なうちにやめようと、社内で話し合って決めた。時代劇を復興させたいと思って今までやってきたが、悔いはない」と話している。

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