岡田監督 代表応援曲PVでEXILEと共演

[ 2010年5月21日 06:00 ]

 サッカーW杯日本代表の岡田武史監督(53)が、EXILEの日本代表公式応援ソング「VICTORY」のプロモーションビデオ(PV)に出演する。音楽ビデオへの出演は自身初。「これだけのことをしてもらったから、見合うプレーをしなきゃいけないなって結構プレッシャー」と、来月14日に迎える1次リーグ初戦のカメルーン戦を前に気合を高めている。

 映像はエキストラ1000人を動員し、スタジアムに集まるサポーターの熱気を表現。EXILEメンバーは代表カラーのブルーを生かした衣装に身を包んでいる。
 3月3日「日本―バーレーン」での中村俊輔(31)や本田圭佑(23)らのプレーをCG加工した映像が随所に使われる中で、指揮官が唯一の“リアル出演”を果たした。
 先月に都内で行われた約4時間の撮影では、革靴ながら選手時代をほうふつさせる鋭いキックを披露。感化されたEXILEのメンバー全員が、空き時間にサッカーボールを夢中になって蹴り始めるシーンもあった。
 出来上がった映像はCG加工され、崖の上でEXILEのリーダーHIRO(40)から受け取ったボールを岡田監督がスタジアムに向かって蹴り込む、壮大な仕上がりとなっている。
 いつもは無表情の岡田監督も撮影中は終始にこやか。大観衆には慣れっこのはずが、スタッフやエキストラの多さに「こんなにたくさんの人で作るの?」と驚きの表情を見せていたという。
 同曲は昨年、岡田監督とHIROが知人を介して会食し意気投合したことがきっかけで制作されており、HIROはPV収録後「岡田監督はじめ選手の皆さんが、これを聴いて集中して戦いに向かえるような曲になってくれたら」と南アでの戦いにエール。4強を目標とする岡田監督も「これだけのことをやってもらって、われわれもみんなに夢を与えられるような試合をぜひやりたい」とピッチでの恩返しを心に誓っている。
 同曲が収録されたダブルマキシシングル「FANTASY」は来月9日リリース。DVD付きのパッケージには同曲のPVも収録される。

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2010年5月21日のニュース