「ビッグイシュー展」開幕!気力の源は“あのときのお客さん”

[ 2010年5月20日 06:00 ]

 スポニチプラザ大阪で19日、「7周年へまい進 ビッグイシュー展」が開幕した。9月に日本版の創刊から丸7年、節目の150号に達する同誌。プラザ内にはバックナンバー、同誌カメラマン・高松英昭氏の写真などが展示された。

 この日は大阪・梅田の歩道橋で販売する浜田進さん(59)が訪れ、公開インタビューに応じた。2003年の日本版創刊以来のスタッフ。月に20日間前後、午前8時10分から午後6時半まで立ち続けるが、その気力の源は「“あのときのお客さん”に会ってみたいこともある」と打ち明ける。

 あのときのお客さんとは、創刊された7年前の9月11日、最初に声をかけてくれた男性。当時、路上生活が半年に及んだ浜田さんは、差し出された500円玉に、おつりで返す300円(当時は1部200円)を用意できなかった。

 結局、その時は「辞退して買ってもらわなかった」。大阪市東成区出身の浜田さんは近大を卒業後、銀行に就職。1円でも収支が合わなければ1日の業務が終了しない世界だ。染みついた銀行マンの感覚が、安易な妥協を許さなかった。

 現在の夢は屋根付きの住まいだ。4年間入居していたアパートを昨年6月、離れなければならなくなった。菌に感染して右足を痛め、3週間入院し、収入の道が途絶えたのが理由。路上に戻って「ゆっくりは眠れない」ことを実感したという。

 そして、人のつながりも。入院中、歩道橋で代役を務めてくれた同僚に「おっちゃん、大丈夫か?」とのお得意さんの声が相次いだそうだ。「お金じゃないんです。あの人たちのために頑張る。1日に何回もうれし涙を流してますから」。また冬がくるまでに路上生活を卒業したいと張り切っている。

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