JAYWALK 中村被告に猶予付き判決

[ 2010年5月12日 15:09 ]

 覚せい剤取締法違反(使用、所持)と麻薬取締法違反(所持)の罪に問われた人気バンド「JAYWALK」のボーカル中村耕一被告(59)に対し、東京地裁の藤井敏明裁判官は12日、懲役2年、執行猶予4年(求刑懲役2年)の判決を言い渡した。

 藤井裁判官は「芸能界の薬物汚染に社会的な批判が強まっていたのに、目を背けて購入、使用を続けた」と厳しく指摘した上で「真摯に反省し、社会的な制裁を受けている」と執行猶予を付けた理由を説明した。

 バンドは1980年に結成。J―WALK時代に「何も言えなくて…夏」などがヒットした。

 藤井裁判官が「つらいことがあったとき、あなたの歌に癒やされ、勇気づけられてきた多くの人を裏切るようなことは二度としないように」などと説諭すると、中村被告は深々と一礼した。

 判決によると、中村被告は3月8日、東京・南青山の駐車場に止めた車の中で若干量を飲んだ。翌9日には西麻布の路上に止めた車内で覚せい剤約0・67グラムを、練馬区の自宅に別の覚せい剤約0・67グラムとコカイン粉末約0・73グラムを所持した。

続きを表示

2010年5月12日のニュース