あの役者も食べた「歌舞伎そば」新天地で営業再開へ

[ 2010年4月29日 17:30 ]

30日にのれんを下ろす「歌舞伎そば」

 東京・銀座の歌舞伎座閉場とともに、30日にのれんを下ろす隣接の人気店「歌舞伎そば」。常連客らの強い要望が後押しとなり、場所を変えて営業再開が決まった。2013年の新生歌舞伎座の開場を見据え、職人は「ここでまたそばを作りたい」と夢を膨らませる。

 閉場が迫った26日午前、カウンター10席の「歌舞伎そば」はオープンと同時に満席に。出来たてのかき揚げを小気味よく盛り付けるのは、この道約25年間の長谷川正春さん(69)。客がほお張るたびに「カリッ」「ボリッ」とあちこちで響く。

 開店は1973年。その後店を任された長谷川さんが「よそにないものを」と生み出したのが、野菜6種のかき揚げだ。

 今を時めく若手俳優も「けいこ中には浴衣姿で『いつものね』と気さくに食べに来た」。近所の会社員らは「転勤する」「定年になった」などと報告に訪れた。

 閉場後は白紙だったが、昨年秋ごろ、常連から「店はどうなる?」と声が上がった。ブログには「やめるな。困る」との書き込みが目立つように。店を経営する会社も動きだし、客の紹介で歌舞伎座の裏手に空き店舗が見つかり、5月24日から新天地で営業を始める。

 「非常に寂しい」と一時閉店を惜しみつつ、3年後には「同じ場所に戻ってきたい」と長谷川さん。「厨房が広ければ『ミニかき揚げ丼』を出してみたい」。どうやって客を喜ばせようか、今から考えを巡らせている。

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