1万2000人が妙技に“酔うYO”

[ 2010年4月5日 06:00 ]

 4月4日は「ヨーヨーの日」。それを記念したイベント「ハイパーヨーヨーフェスティバル2010」が4日、神奈川県のラゾーナ川崎プラザ・ルーファ広場などで開催された。スピナーと呼ばれる一般のヨーヨープレーヤーたちが日頃鍛えた技を競う「スピナーズカップ」や、トップスピナー3人によるデモンストレーションなどが行われ、延べ1万2000人を超える観衆が妙技に見入っていた。

 「スピナーズカップ」のロング・スリーパー(投げ下ろしたヨーヨーを下で空転させる時間を競う)部門の親子の部で優勝したのは、静岡・浜松市から参加した高田真(41)・柊(13)の父子。それぞれの合計タイムで争われた競技で、見事に力を合わせて栄冠を勝ち取った。父・真さんは「息子には6年前にヨーヨーを教えました。息子はうまいのでわたし次第だと思っていました。昔、清涼飲料水のマークが入ったヨーヨーで遊んでいましたからね。ヨーヨーは親子で一緒に楽しめるところがいい」と喜んでいた。
 今年2月にハイパーヨーヨーを発売し、“ヨーヨーブーム”の再来を狙うバンダイ・ボーイズトイ事業部の安齋直樹マーケティングチームリーダーは「これまで子供たちはテレビゲームで遊んでいました。ですが昨年頃からベイブレードなどのアナログなおもちゃが流行し始めたんです。それでヨーヨーをライトスポーツとして楽しんでほしいと思い、今回このイベントを開催しました」という。
 デモンストレーターの1人として参加したリュージ(年齢非公開)は、2007年のヨーヨー世界チャンピオン。「あきらめなければ、誰でもできるぜ!」と子供たちにメッセージを送っていた。

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2010年4月5日のニュース