押尾被告 共犯者から「事実を話して罪償って」

[ 2010年2月20日 06:00 ]

 元俳優の押尾学被告(31)=保護責任者遺棄致死罪などで起訴=に合成麻薬MDMAを譲り渡したとして麻薬取締法違反の罪に問われたネット販売業の知人、泉田勇介被告(31)の初公判が19日、東京地裁で開かれた。検察側は押尾被告がMDMAの入手と、使い残しの処分を泉田被告に依頼したと指摘。泉田被告は起訴内容を認め、押尾被告に対し「ありのままの事実を話して罪を償ってほしい」と訴えた。

 MDMAをめぐる両被告の詳しいやりとりが明らかになった。
 泉田被告はマスク姿で入廷。押尾被告がMDMAを「アミノ酸」と呼び、泉田被告に入手を依頼したと指摘する検察側の主張を全面的に認めた。
 昨年7月30日、押尾被告から「アミノ酸ある?最近まわりが夏のせいかアゲアゲだわ」とメールがあり、「了解。聞いてみる」と返信。「きょう、なんとかならない?」と再度依頼があると、泉田被告は同日中にMDMA10錠を調達。翌31日に押尾被告に譲り渡した。
 その2日後の8月2日、押尾被告は飲食店従業員の田中香織さん=当時(30)=と一緒にMDMAを飲み、田中さんが死亡。田中さんの容体が急変したのに適切な救命措置を取らなかったとして、押尾被告は保護責任者遺棄致死罪に問われている。泉田被告らは救急車を呼ぶように促したが、押尾被告は「おれもだいぶ(MDMAを体内に)入れてるから」と拒み、残りのMDMAの処分も依頼したという。
 押尾被告は昨年8月の捜査段階から一貫してMDMAは「田中さんからもらった」と主張。事件当日、田中さんに送った「(マンションに)来たらすぐいる?」のメールについて、昨年10月の公判では「僕自身を要るかという意味。薬が要るか聞いたわけではない」と、性的な意味の言葉であると説明していた。
 だが、この日の公判では押尾被告が事件直後、このメールを送ったことを泉田被告に明かした上で「おれ変態だから“自分のチ○コが欲しいか”という意味だと言えばいいかな。それしかないよね」と相談していたことを検察側が指摘した。
 一方で、別の女性2人も、押尾被告から「来たらすぐ飲む?」「アレいる?」などのメールを受け、事件現場のマンションで性交に及んだことがあることも明かされた。
 泉田被告は薬物調達を「押尾に無理に頼まれた」と説明。捜査段階では押尾被告をかばい容疑を否認したが、この日は「人が死んでいるのに、なぜ彼は本当のことを言わないのか」と述べた。田村政喜裁判官から「自分も被害者という意識は?」と問われると「ないと言ったらウソになる」と続けた。
 検察側は懲役1年6月を求刑し、即日結審。判決は3月12日に言い渡される。

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