「映画と共通」北野監督がウイスキーマスター

「ＷＨＩＳＫＹ　ＬＯＶＥＲＳ　ＡＷＡＲＤ　２００９」フォトセッションで乾杯する（前列左から）栗山千明、北野武、小雪、（後列同）成宮寛貴、山崎まさよし

　ウイスキーが似合う著名人を選ぶ「ウイスキーラバーズ　アワード２００９」の授賞式が８日、東京都港区のグランドハイアット東京で開かれた。ウイスキー文化の発展を目指し今年から設立され、タレントで映画監督の北野武（６２）に「ウイスキーマスター」の称号が与えられた。

　北野監督はウイスキーボトルを模したトロフィーを手に、故森繁久弥さんらの名前を挙げて喜びを表現した。「熟成って言われるのはありがたい。森繁さんになったみたい。女優のケツを触っても大丈夫になりそうな感じだね」とジョーク。さらに「あとは森光子さんしかいないけど、ウイスキー飲んで、でんぐり返りしたら酔っちゃうし」と言いたい放題で、場内の笑いを誘った。
　「ウイスキーマスター」は“ある特定のジャンルにおいて、長く第一線で活躍し、たゆまぬチャレンジを続けた結果、その実績がグローバルに認められている著名人”に贈られる称号。毎年１回、各界の著名人を顕彰し、その初代に北野監督が選ばれた。それだけに、さすがにまずいと思ったのか「すみません。どんどん権威を落としちゃってるみたいで」とフォローを入れる一幕も。
　ウイスキーと映画の共通点について聞かれると「ブレンドと映画は似ている。いいものばかりでつくってもあまりいいブレンドはできない。ちょっとこれは？っていうのをわざと入れるといい。映画も脇役にそういうのがいると主役が引き立つんだよ」と持論を展開した。
　一方、♪ウイスキーがお好きでしょ？…のフレーズが耳に残るＣＭに出演している女優の小雪（３２）は、“ウイスキーの新しいイメージリーダー”に授与される「ベストウイスキーラバー」を歌手の山崎まさよし（３７）とともに受賞。ＣＭの影響で「友達によく（ハイボールを）作ってと言われます。わたしが作るとみんな喜んでくれますよ」と笑顔。“ウイスキーの熟成のように未来への成長が期待される”「ニューウイスキーラバー」には女優の栗山千明（２５）と俳優の成宮寛貴（２７）が選ばれた。