癒やし系演歌歌手30周年ソングがスマッシュヒット

[ 2009年11月30日 23:14 ]

新曲「小夜しぐれ」を披露する 千葉一夫
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 デビュー30周年を迎えた演歌歌手・千葉一夫(58)が、キングレコードから7月23日に発売した新曲「小夜しぐれ」(作詞・みやび恵、作曲・神島万瑳緒、編曲・池多孝春)=第23回藤田まさと記念新作コンクールグランプリ作品=が5万枚を突破したのを記念して30日、東京・赤坂のノヴェンバー・イレブンス1111で「真昼の夜会」と銘打ったヒット御礼マスコミコンベンションを開いた。

 日ごろから彼を応援しているマスコミ、ディーラー、作詞家、作曲家、編曲家ら合わせて約50人が駆けつける中、千葉は「私は元、鉄道員ですが、電車にたとえれば、歌手生活は特急、快速、急行でもなく、各駅停車の鈍行列車でした。一駅、一駅、皆さまと出会い、停車駅が多くなっていくほど大きくなっていく歌手を目指して頑張ってまいりました」とあいさつ。
 大ヒットの兆しが見えてきた新曲「小夜しぐれ」をはじめ、同カップリング曲「まさと節」、前作シングル「おまえの噂」、それに再度、新曲の全4曲を熱唱。
 その新曲を作詞した、みやび恵さんは「作詞家としては駆け出しでして、メジャーはこれが2曲目です。5万枚を突破したということで、これからさらに大ヒットを目指して頑張っていただきたい」、作曲の神島万瑳緒さんは「千葉さんとは、この曲のレコーディングのときに初めてお会いしましたが、昔からの大ファンで、いつか千葉さんの曲が書けたらいいなと思っていました。それに、こういう結果が出て本当にうれしいです。今度は10万枚を目指して、私も陰ながら応援させていただきます」、編曲の池多孝春さんは「ヒ
ット曲というのは、時代が生むんだなと思います。この時代にちょっと目が出てきた千葉一夫がより大きく育ちますよう皆さんのお力をお貸しください」と、それぞれに5万枚突破を喜んだ。
 翌12月1日には、NHKテレビの人気音楽番組「歌謡コンサート」(毎週火、後8・0)に2度目の出演。今年9月8日に同番組に初めて出演したときは、千葉の母親=脇本泰(わきもと・たい)さん、10月3日死去(享年87)=が入院中に涙を流しながらテレビを見ていたそうで、「長い人生には紆余曲折がありますが、これからの歌手人生もゆっくりと行きたいのですが、そろそろ快速列車か急行列車に乗ってみたいと思います。そして、私の歌を聴いて一人でも多くの方が癒やされるような、そんな癒やし系演歌歌手を目指したい」と話していた。

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2009年11月30日のニュース