「クレしん」の双葉社が会見…臼井さん、撮影中に滑落か

[ 2009年9月21日 12:32 ]

記者会見する双葉社の赤坂了生編集局局長(左)

 群馬・長野県境の荒船山のがけ下で遺体で見つかった漫画家臼井儀人さん(51)の「クレヨンしんちゃん」を発行する双葉社が21日記者会見し、臼井さんのデジタルカメラにがけの上から下に向かって写した写真が残っていることを明らかにした上で「(がけ下を)撮った瞬間に足を滑らせてしまったのだと思う」との見方を示した。

 臼井さんの葬儀は近く、近親者により非公開で営まれる予定で、家族と協議しお別れの会の開催を検討する。「しんちゃん」の漫画やテレビアニメ、映画シリーズの継続については「関係各社、ご家族、いろんな方と相談したい」と述べるにとどめた。
 会見したのは同社編集局の赤坂了生局長、島野浩二局次長ら。現地を訪れた島野氏によると、群馬県警から見せられたカメラには約30枚の写真が残っており、最後の1枚は、がけ下を見下ろす角度で撮影したものだったという。
 双葉社は、妻久子さんら家族の「皆様のあたたかいご支援、厚いご声援に心から感謝いたします」とするコメントを公表。また「このような結果になってしまい無念。大きなショックを受けている」との同社談話を発表した。

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