清志郎さん フジロック・フェス“出演”

[ 2009年6月17日 06:00 ]

04年のフジロックフェスティバルに定番のマント姿で登場した忌野清志郎さん

 がん性リンパ管症のため先月2日に死去した歌手忌野清志郎さん(享年58)が、国内最大級の野外ロック公演「フジロック・フェスティバル」(7月24~26日、新潟・苗場スキー場)の出演陣に“エントリー”された。

 7月25日夜、メーンのグリーンステージに「忌野清志郎 スペシャル・メッセージ・オーケストラ」が出演。清志郎さんのバンド「NICE MIDDLE with NEW Blue Day Horns」をバックに、盟友のギタリスト・仲井戸“CHABO”麗市(58)や泉谷しげる(61)、葬儀式で弔辞を読んだ甲本ヒロト(46)らが歌や演奏を披露する。清志郎さんのラストステージとなった昨年11月20日にブルーノート東京で共演した米国のブッカー・T(64)、初ソロアルバム「RAZOR SHARP」(87年発売)に参加したノーマン・ワットロイ(58)らも加わる。

 清志郎さんは98年から「フジロック…」に出演。99年にはテーマ曲「田舎へ行こう!」を作るなど“顔”だったが、06年に喉頭(こうとう)がんの闘病に入ってからは一度も出演できなかった。その無念をくんだ主催者側は清志郎さんの「凱旋公演」と位置づけており、生前の歌声で“出演”するなどの特別演出もありそうだ。

 ≪清志郎さん絵画展も開催≫絵本も出していた清志郎さんの絵画を集めた個展「忌野清志郎の世界」が、8月22日~9月13日に東京・ラフォーレミュージアム原宿で開催される。小学5年生の時に描いた静物画をはじめ、油絵やイラスト、絵本「ブーアの森」の原画などを展示。愛用の自転車やステージ衣装も飾られ、生前に「いつか一緒に仕事を」と約束していた美術家の横尾忠則氏(72)がポスターなどを手掛ける。

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2009年6月17日のニュース