20年ぶりだよ!「仮面ライダー」全員集合

[ 2009年5月1日 06:00 ]

映画「劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー」で昭和と平成のライダーが競演。(左から)ブラック、ゼクロス、スーパー1、スカイライダー、ストロンガー、アマゾン、X、ライダーマン、V3、2号、1号、ディエンド、ディケイド、クウガ、アギト、龍騎、ファイズ、ブレイド、響鬼、カブト、電王、キバ、ブラックRX、シン、ZO

 「仮面ライダー」シリーズに登場した昭和と平成の歴代ライダーが初共演する。8月8日公開の映画「劇場版仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー」(監督金田治)で“全員集合”。特に、仮面ライダー1号ら昭和のライダーがそろうのは約20年ぶりとなる。

 テレビ朝日で1月から放送中の最新版「仮面ライダーディケイド」(日曜前8・00)は、平成シリーズ10作目の記念作品。無名時代のオダギリジョー(33)が演じた「クウガ」から節目にあたり、テレビ版には「アギト」「電王」など平成の歴代ライダーが総登場する。ここに、恒例の劇場版では、昭和のライダーも時代を超えてスクリーンで復活する。
 昭和ライダーは1971年(昭46)、藤岡弘、(63)が変身した1号から全15体。最も人気があったV3のほか、その相棒ライダーマン、唯一身長40メートルに巨大化することができるJも出演。平成ライダー11体と力を合わせ、全世界の悪が団結した秘密結社「大ショッカー」と大決戦を繰り広げる。
 昭和ライダーがそろうのは、89年9月24日に放送された「仮面ライダーBLACK RX」の最終話以来。それぞれ衣装は当時のものを使用。関東3カ所と大阪にある倉庫から集められた。
 中に入るスーツアクターも26人以上に及び、衣装のサイズなどを考慮して選ばれた。基本的には1メートル70以上の俳優たちだ。「ライダーキック」などの必殺技も、放送当時は合成技術が追いつかなかったためアニメーションなどで描かれたが、最新のVFX(視覚効果)でよみがえる。
 東映の白倉伸一郎プロデューサーは「シリーズ10周年の“ディケイド”は、これまでの歴史を見直す役割を担っている。平成のライダーを見ている子供たちから、当時昭和のライダーで育った大人の方々まで幅広く楽しめる作品をつくりたい」と話している。

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2009年5月1日のニュース