突如…「藤岡藤巻と大橋のぞみ」が解散宣言

[ 2008年12月30日 06:00 ]

紅白で国内見納めになる(左から)大橋のぞみと藤巻のユニット

 「崖の上のポニョ」を歌う「藤岡藤巻と大橋のぞみ」が紅白リハーサル中に解散を宣言し、紅白が国内最後の活動となる。大橋のぞみ(9)は出場歌手として番組史上初めて“開会宣言”を担当する。

 突然の解散発表だった。リハーサルを終えた大橋と藤巻直哉(56)が会見場で写真撮影に臨む直前、同席したスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが「ユニットは紅白で最後にします」と宣言。「昨年12月にCDをリリースした時点で紅白出場が目標だった。夢を実現させたので1つのけじめをつけます」と続けた。国内での最後の活動が国民的番組への出演となる。
 ただ、映画は来年、香港や台湾でも上映。香港では1月17日、台湾では同23日に現地公開される。これに合わせて、ユニットも同10~12日に台湾でPR公演を行うことが決まっており、ほかにも依頼があれば海外での活動は続ける。海外公演後、すべての活動を終える。
 解散に大橋は「ちょっと寂しい」と残念そうにコメント。それでも「いろんなところに行けて楽しい1年でした。これからもポニョを歌ってください」と明るく呼び掛けた。広告代理店に勤務する藤巻は「普通のおじさんには経験できない脚光を浴びた。のぞみちゃんに出会えたのが何よりうれしい」と話した。藤岡孝章(56)は体調不良で休養しており、この日も欠席した。
 小学生の大橋にとって大みそかは「午後8時までの出演」(石原真チーフプロデューサー)だが、それまでの約40分間、フル活躍する予定。オープニングでは、ステージ中央で司会者2人の間に立ち開会を宣言する。NHK側によると、司会者やゲスト以外の、出演歌手による開会宣言は史上初めて。曲間の特別コーナーでも出演予定がある。異色ユニットが最後まで話題をさらいそうだ。

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2008年12月30日のニュース