幸四郎 歌舞伎座最後の“通常公演”で主演

[ 2008年12月2日 06:00 ]

成功祈願を終え三好照生管主(しょうじょうかんす、左)と並ぶ(左から)市川染五郎、松本幸四郎、中村福助

 東京・銀座の歌舞伎座12月公演の演目「佐倉義民伝」の成功祈願が1日、同劇場で行われ、主人公の木内宗吾役の松本幸四郎(66)、妻役の中村福助(48)、将軍家綱役の市川染五郎(35)が参加した。厳しい年貢の取り立てをやめるよう家綱に直訴した実在の男の物語。24年ぶりに同役を演じる幸四郎は「年末に宗吾さんの心に触れ、しばし暗い話は忘れてください」とアピールした。現歌舞伎座は2010年4月末で閉館。来年1月からは毎月「歌舞伎座さよなら公演」の冠が付くため、“通常公演”としては同公演が最後となる。2日に開幕。

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2008年12月2日のニュース