“葉っぱビジネス”で活性!ピン子でドラマ化

[ 2008年11月26日 06:00 ]

TBS系「おふくろ先生の診療日記2(仮)」に出演する左から野際陽子、泉ピン子、小林稔侍

 もみじや南天、桜など地域の木の葉や草花を料理に添える「つまもの」として商品化した「葉っぱビジネス」の成功で全国的に注目の徳島県上勝町(かみかつちょう)が泉ピン子主演(61)でドラマ化される。

 夫の遺志を継いで地域医療問題に取り組むため看護師から転身した医師を演じるTBSスペシャルドラマ「おふくろ先生」の第2弾で、「おふくろ先生の診療日記2~1枚の葉っぱがどん底の田舎町を変えた!!奇跡の物語(仮)」(09年放送)。今年2月放送の前作は財政破たんした北海道夕張市が舞台だった。
 上勝町は徳島市から南西に約40キロの人口約2000人、約半数が65歳以上の山あいの小さな町だが、「つまもの」の販売を手掛ける第3セクター「いろどり」の年商は2億6000万円。農家の女性を中心に生産者の平均年齢は70歳で、年収が1000万円の人もいるという。実話をもとにしたドラマは、過疎化で疲弊した上勝町の町民が葉っぱの商品化を始めて明るさを取り戻していく姿を描く。
 19日に現地でクランクイン。泉は「寂しさや切なさを抱えたお年寄りが生きがいを見つけていく。勇気を感じられるドラマになると思う」と笑顔。葉っぱビジネスを実際にしている60代女性に「遺産はピン子へって一筆書いておいて」などとジョークを飛ばすなど町にすっかりなじんで撮影した。共演は小林稔侍(65)、野際陽子(72)ら。

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2008年11月26日のニュース