冬美サプライズエール!谷本知美“10周年唱”

[ 2008年11月24日 19:39 ]

あこがれの先輩、坂本冬美が応援に駆けつけ、感激の谷本知美(左)

 11枚目のニュー・シングル「約束の駅」(EMIミュージック・ジャパン)が好調の演歌歌手・谷本知美(34)が24日、東京・有楽町のよみうりホールでデビュー10周年記念コンサートを開いた。

 1100席の会場は、デビュー当時からのファンで満席となり、オープニングから熱い声援が飛び交う中、「きのうの夜はドキドキしてよく眠れませんでしたが、皆さんの大きな拍手、ご声援をいただいて気合が入りました。きょうは最後まで皆さんに楽しんでいただけるよう精いっぱい頑張って歌わせていただきます」と笑顔であいさつ。
 新曲「約束の駅」をはじめ、オリジナルのシングル作品から「人生行路」「ビビッてたまるか」「夢待ち通り」「なみだ駅」「北海育ち」、ファンからのリクエストに応えて昭和のヒット曲から「東京だョおっ母さん」「瞼の母」、それに10月27日(現地時間同26日)のブラジル公演(初の海外公演)でも歌った移民100周年記念曲「緑の風よあなたに届け」など全24曲を熱唱。
 1部のファイナルは、「もし10年後も歌手を続けていられたら、このパンツスーツとタスキを付けて歌いたいと、デビューしたときに心に誓った」という願いが実現し、10年間、大切にしまってきた当時の衣装「黒のパンツスーツ」にデビュー曲「女の王将」のタイトルが記されたタスキをかけて同曲を披露。
 2部の前半は、「歌の小劇場“約束の駅”」と題して、プロの役者ら全5人の出演者による芝居を上演。夫婦の絆をテーマに、谷本は演歌歌手の役で熱演した。
 その後半のステージでは、「角番」(坂本冬美のカバー曲で、谷本がシングルで発売)を歌った後、突然、同じレコード会社の先輩歌手・坂本冬美が応援に駆けつけ、「知美ちゃん、10周年おめでとうございます。いまはヒット曲を出すのが厳しい時代ですが、知美ちゃん、体に気をつけて、これから15年、20年を目指して頑張ってください」とエールを送り、谷本を感激させるというサプライズシーンもあった。
 幼少時代からデビューまでの秘蔵写真も見せながら、きょうまでの歩みも紹介し、10周年の集大成ステージで最後までファンを楽しませた彼女は「がむしゃらに歌ってきた10年でしたが、大勢のファンやスタッフの方々に支えられ、たくさんの人たちと
の出会いがあり、そんな皆さんのお陰できょうまで歌ってくることができて感謝の気持ちでいっぱいです」と話していた。

続きを表示

2008年11月24日のニュース