「うめだ花月」が半世紀の歴史に幕

[ 2008年10月31日 17:16 ]

「うめだ花月」の最後の昼公演を終え、笑顔で並ぶ出演者

 大阪のお笑いの拠点として半世紀にわたって親しまれてきた大阪・キタの劇場「うめだ花月」で31日、閉館を前にした最後の昼公演があり、人気漫才師らがファンと別れを惜しんだ。

 同劇場は1959年に開場。吉本興業の戦後初の演芸場で、吉本新喜劇の前身となる「吉本ヴァラエティ」を発足させるなど、多くの人気者を生んできた。
 入場料を500円にしたこの日の公演には、オール阪神・巨人、宮川大助・花子、世界のナベアツらが出演。約2時間のライブ後、出演者が舞台に並び観客と共に三本締めを行った。
 記者会見で巨人は「この劇場の歴史を若い芸人に伝えていきたいし、いつの日かもう一度復活してほしい」とコメント。大助は「笑いの殿堂にふさわしい場所。無くなるのは寂しい」と話した。
 同劇場は11月1日未明の公演で閉館、大阪・京橋にオープンする新劇場にあとを譲る。

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2008年10月31日のニュース