「火垂るの墓」で戦争のない時代を再認識

[ 2008年8月16日 06:00 ]

 終戦記念日の15日、東京・神保町の岩波ホールで映画「火垂るの墓」(監督日向寺太郎)の上映後に「映画を語る会」が開かれた。1965年生まれの日向寺監督は、戦争体験がない人間が戦争を描くことへの葛藤(かっとう)があったというが「戦後63年間で日本で戦争がなかったのは良い意味で特殊な時代。いま私たちがいるのは多くの犠牲の上に成り立っているという思いから撮りました」と語った。参加者の中には、当時の戦争体験を思い出して涙ぐむ人もいた。

続きを表示

2008年8月16日のニュース