高良結香 ブロードウェーから“逆輸入”

[ 2008年7月10日 06:00 ]

ドキュメンタリー映画「ブロードウェイ・ブロードウェイ」の試写会に登場した高良結香

 米ドキュメンタリー映画「ブロードウェイ♪ブロードウェイ」の特別試写会が9日、都内で行われ、唯一の日本人出演者、高良結香(たから・ゆか、年齢非公表)がゲストとして登場した。

 2006年10月にニューヨークのブロードウェーで16年ぶりに再演された人気ミュージカル「コーラスライン」の8カ月にわたるオーディションを追った作品。高良はオーディションを勝ち抜き、日本人で初めて同ミュージカルのステージに立った。

 幼稚園から地元沖縄のアメリカンスクールに通っていた高良は、高校卒業後に渡米。ボストンでミュージカル「RENT」を見て衝撃を受け、ミュージカル俳優を志した。それだけに、ブロードウェーを目指す俳優を描いた「コーラスライン」は「自分たちの日常そのもので、胸が痛くなる」と特別な作品。

 映画では、親友と役を競い合い最終的に高良が合格となった際の複雑な心境なども映し出されている。「ブロードウェーのオーディションや、現地のたくさんの俳優たちがどんな気持ちでいるか分かってもらえるはず」と作品をアピールした。今秋公開。

 ◆高良 結香(たから・ゆか)生年月日は非公表。沖縄県那覇市出身。高校卒業後に渡米。01年に「マンマ・ミーア!」でブロードウェーデビュー。「ニューヨーク・ミュージカル・シアター祭」で「優秀個人パフォーマンス賞」も受賞。歌手としては今年5月にセカンドアルバム「free to fly」を発表。

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2008年7月10日のニュース