ロス総立ち「ショウコ」コールにギザ感激！

７１００人が一斉に「ギザ～」と大歓声の中川翔子のロスライブ

　人気アイドルの中川翔子（２３）が初の海外コンサートを６日（現地時間５日）、米ロサンゼルスのノキアシアターで行った。同所で３日に開幕した「アニメエキスポ」のメーンゲストとして招へいされたもの。アニメキャラクターのコスプレを披露し、現地ファンに“しょこたん語”を伝授するなど、日本のアニメ、オタク文化の伝道師として大活躍した。

　ロスの若者が待ちわびたメーンイベントは、４日間開催の同アニメ祭（現地時間６日まで）で単独では唯一となる中川のステージだった。
　着物姿で登場した中川が「アイム“ショウコ・ナカガワ”。コールミー“ショコタン”。プリーズエンジョイ“コスプレ”」と呼びかけると、総立ちのファン７１００人から「ショウコ、ショウコ」の大歓声。「ギザ（＝とても）」など話題の“しょこたん語”について「“ギザ”イズ、ベリー。“ギガント”イズ、ベリーベリー」と伝授すると、会場は「ギザ」「ギガント」コールに包まれた。
　しょこたんワールド全開で、人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のキャラクター、綾波レイのコスプレなど５パターンの衣装を披露。「美少女戦士セーラームーン」の主題歌「ムーンライト伝説」や初披露となった８月６日発売の新曲「Ｓｈｉｎｙ　ＧＡＴＥ」など計１２曲を熱唱した。
　現地では日本のオタク文化がブームとなっており、中川はインターネットなどを通じてカリスマ的存在として認知されている。しかし、言葉が伝わらない不安を抱えてのステージ。加えて、本番までハプニングの連続だった。現地入りした２日には米ロサンゼルス国際空港の爆弾騒ぎで足止めされ、３日の開会式の出演者あいさつでは司会者の手違いで中川だけコメントを求められず、ブログに「トラウマになるわ」とつづっていた。
　それだけに海外初ライブの成功に興奮。７月５日はＣＤデビュー丸２年の記念日でもあり、「大好きな“アニソン（＝アニメソング）”と“コスプレ”が国境を超え空間を１つにしてくれた。一生忘れられない。ギガント感激、サンキュー“ギザ”マッチ」と満面の笑みで締めくくった。