新藤監督「第二の故郷」モスクワで上映

[ 2008年6月22日 06:00 ]

 第30回モスクワ国際映画祭に21日、新藤兼人監督(96)が特別招待され、新作映画「石内尋常高等小学校 花は散れども」などの上映会が行われた。新藤監督は同映画祭で高く評価され、低予算・少人数でつくった「裸の島」が1961年にグランプリを受賞。その後も71年に「裸の十九歳」、99年に「生きたい」でグランプリ。2003年に長年の功績を称えられ、特別功労賞を受けた。

 2年前に肺炎で2カ月以上入院し、今は車椅子生活。海外旅行は03年の同映画祭以来で、上映に際し映画祭で8回訪れたモスクワを「第二の故郷だと思っている」とあいさつした。

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2008年6月22日のニュース