100億円突破でインディ博士再来日も

[ 2008年6月22日 06:00 ]

インディ・ジョーンズ初日にコスプレ衣装を披露する人たち。TM & (c) 2008 Lucasfilm Ltd..  All Rights Reserved.  Used under authorization.

 今夏最大の話題作「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」が21日、全国789スクリーンで公開された。初日の興行収入が5億円を記録する猛ダッシュ。配給元は「(シリーズ最高の)興収100億円突破も見えた」と話した。今月上旬に来日した主演のハリソン・フォード(65)が「100億円を超えたら、また来る」と話していたことも判明。ジョーンズ博士が再来日する可能性が出てきた。

 フェルト帽にムチ、革のジャケット--東京・歌舞伎町の新宿プラザには午前10時30分の初回上映時に、ジョーンズ博士のコスプレをした熱烈ファンが集結。同劇場は日本で唯一、81年の第1作から今作までを上映。“聖地”で19年ぶりのシリーズ第4作公開を祝った。
 各地の劇場は終日、満席状態。若者だけでなく、過去3作をリアルタイムで体験している40~50代の観客らでごった返した。
 配給のパラマウントによると、初日の動員数は全国で約40万人。これは興収109億円を記録した昨年のNo・1ヒット「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」の105%の数字で、興収は初日だけで約5億円。14、15日に行われた先行ロードショーと合わせ、3日間の興収は約11億円に達した。あらためてシリーズの根強い人気を感じた同社は「過去3作を上回り、興収100億円突破が見えた」と話した。
 この日、フォードが6日の帰国時に成田空港で「100億円を超える大ヒットになったら、もう一度来る」と発言していたことを同社が公表。映画PRではこれまで9回来日しているが、インディ・ジョーンズとしては今回が最初で最後と言われていた。それだけに“凱旋再来日”の期待は高まるばかりだ。
 今作はこれまで世界63カ国で初登場第1位を記録。全世界の興収も685億円(20日現在)を突破するメガヒットになっている。
 フォードもスティーブン・スピルバーグ監督(61)も「次回作は今作がヒットすれば」と語っている。世界で最後の公開となった日本でも大ヒット。続編は確実と言えそうだ。

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2008年6月22日のニュース