大空真弓は出廷せず、元俳優長男に懲役刑

[ 2008年6月17日 06:00 ]

大空真弓長男「再犯の恐れ」と2年求刑

大空真弓の長男 3度目覚せい剤逮捕

 東京都港区の自宅で03年に覚せい剤を使用したとして、覚せい剤取締法違反の罪に問われた女優大空真弓(68)の長男で元俳優中田元博被告(33)の判決公判が16日、東京地裁で開かれた。戸苅(とがり)左近裁判官は懲役1年4月(求刑懲役2年)の実刑を言い渡した。
 戸苅裁判官は判決理由で、02年に覚せい剤使用などで懲役2年6月、執行猶予5年の有罪判決を受けたことを挙げ「わずか1年半後に再び覚せい剤を購入、使用しており規範意識は希薄。母親が更正の環境を整える努力を法廷で表明した事情を考えても実刑が相当」と指摘した。
 中田被告は黒のTシャツにジャージー姿。裁判官に「分かりましたか?」とた尋ねられ「はい」とはっきりと返答した。
 大空は今月2日の初公判には証人として出廷したが、この日は姿を見せなかった。所属事務所によると、今月上旬からオフ。都内の自宅にもおらず、コメントも出さなかった。
 起訴状によると、中田被告は03年10月12日ごろ、港区の当時の自宅で覚せい剤を吸引して使用。任意の尿検査の結果が出る前に薬物依存を更生する病院に入院したため、今年4月の退院と同時に逮捕された。02年1月にも覚せい剤の所持や使用で逮捕、起訴され、保釈からわずか9日後に自宅で覚せい剤に手を出して再び逮捕された。

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2008年6月17日のニュース