杏里「涙、別れ」破局テーマに男性カバー

男性アーティストの名曲をカバーする杏里

　歌手の杏里（４６）が男性アーティストのカバーアルバムを製作した。タイトルは「ｔｅａｒｓ　ｏｆ　ａｎｒｉ２」で、昨年９月に発売したカバーアルバムの第２弾。前作でもＳＭＡＰの「夜空ノムコウ」をカバーしたが、ファンからは「次は男性の曲だけをカバーしてほしい」という要望が相次いでいた。発売日は７月１６日。

　オフコースの「さよなら」や槇原敬之（３９）の「もう恋なんてしない」など「涙、別れ」をテーマに選んだ。杏里は先月、婚約していた米国のギタリスト、リー・リトナー（５６）と破局したことを自身のホームページで発表したばかり。それだけに私的な思いもクロスオーバーしたものと思われる。
　杏里は「多くの名曲を心をフラットにして聴き直してみて、私なりに解釈できる余地があるかどうかで選曲しました。エネルギーがいる作業でしたが、とても満足感があります」と語った。今作でも澄み切ったハイボイスは健在。９月からはデビュー３０周年記念ツアーを予定しており、吹っ切れた杏里の一層の活躍が見込まれる。