角川氏秘蔵っ子ASUKA半年で主題歌

[ 2008年5月21日 06:00 ]

映画「神様のパズル」のイベントに出席した(左から)角川春樹プロデューサー、ASUKA、市原隼人

 歌手ASUKA(25)の第2弾シングル「神様のパズル」が21日、発売される。同じタイトルで6月7日公開の映画の主題歌にもなり、相乗効果に期待を膨らませている。

 映画製作者の角川春樹氏(66)の秘蔵っ子で、昨年11月に「白椿・紅椿」でデビュー。翌12月にマレーシアのペナンで行われたアジア音楽祭で優秀新人歌手賞とベストコスチューム賞をダブル受賞。2作目で主題歌を任された。
 三池崇史監督(47)が手掛けた映画は「宇宙はつくれるか」をテーマに描かれるファンタジー。ASUKAは「なぜ人間は生まれ、そしてどこに行くのか。見てくれた方に考える機会を与えてくれるし、主題歌も同様。楽曲と映像がリンクして、どんな広がりを見せるのだろう?と緊張もしましたが、私のステージも広がったような気がします」と自信を深めた。
 21歳のOL時代、知人から贈られた句集「檻(おり)」が運命を変えた。刺激を受け、著者の角川氏が講義をしていた広島・尾道大学の聴講生に。懇親会でのカラオケが歌手への道を開いた。
 作詞も勉強中。俳句との出合いで歳時記にも親しみ「必ず季語を入れます。日本語で伝えることが一番ダイレクトに皆さんの心に響くのではという思いがあって」とこだわりもみせている。
 ▼ASUKA(あすか)1982年(昭57)9月13日、東京都生まれの25歳。3歳からピアノを始める。角川氏が指南する“一行詩”という作詞手法を身に付け、和サウンドの伝達者になるのが目標。趣味は生け花。

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2008年5月21日のニュース