“築地の人情物語”が松竹看板映画に

[ 2008年4月14日 06:00 ]

 東京の築地市場をテーマにした映画「築地魚河岸三代目」が、6月7日の公開を前にシリーズ化が決まった。製作の松竹は、「男はつらいよ」「釣りバカ日誌」に続く3代目のシリーズ映画を目指し、笑いあり涙ありの人情物語を踏襲していく。商社から魚河岸に転職する主人公役の大沢たかお(40)も「1本、1本大切にしていきたい」と意欲をみせている。

 寅さん(車寅次郎)、ハマちゃん(浜崎伝助)に続く“松竹の第三の男”は「赤木旬太郎(あかぎ・しゅんたろう)」。大手商社のビジネスマンだったが、恋人の実家の家業、築地の魚河岸に転職。独特のルールや人間関係に悩みながらも、魚河岸の人間として成長していく男だ。
 松竹は「魚河岸…」の企画がスタートした当初からシリーズ化を模索。3月に完成し、関係者を対象にした試写会で好評だったことから、続編の製作を決めた。矢島孝プロデューサーは「築地には人情、本音での人付き合いが残っている。デジタル時代のいまだからこそ、そういう温かいメッセージを発信していきたい」と話す。
 原作は雑誌「ビッグコミック」(小学館)に連載中の漫画で、単行本21巻目が発売になった人気作。映画1作目は原作に忠実だが、2作目以降はオリジナルストーリーになる予定。矢島プロデューサーは「築地をベースに各都道府県にある卸売市場をめぐっていくものにしたい」とし、「寅さん」「釣りバカ」同様、地域密着映画を目標にするという。
 シリーズ化の知らせを聞いた大沢は「1本、1本を大切にしていきたい」と意欲満々。恋人役の田中麗奈(27)、田中の父親役の伊東四朗(70)も喜んでいるという。2作目は今秋にもクランクイン。木下恵介監督の下で“松竹伝統の家族劇”を学んだ松原信吾監督(60)が、「寅さん」の山田洋次監督(76)のように、監督を続けていく予定。1年に1作のペースで毎年、初夏の公開を目指す。シリーズとして「寅さん」は48作、「釣りバカ」は10月に19作目が公開される。旬太郎にはハマちゃんと競いながら、寅さん超えの期待もかかる。

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