野球解説者・田尾夫人がヘビメタ歌手

[ 2008年3月24日 06:00 ]

マダム・レイこと、田尾安志夫人

 女性ボーカリスト、Madam Rey(マダム・レイ、48)が、第1弾アルバム「Madam madaM」を26日にリリースする。ヘビーメタル系の全9曲。実はこの女性歌手、楽天の初代監督で野球解説者の田尾安志氏(54)の妻・宏子さん(48)。10年ほど前から歌手活動をしており、今回「ずっとやりたかった」というメタルに進出。過激な歌詞も、すべて自身で手掛けた。

 左目にSM風アイマスク、左肩にはタトゥー、そしてヘビメタの定番ともいえるチェーンのアクセサリー。写真のマダム・レイは、挑発的で妖(あや)しい視線を投げかける。
 音楽活動を始めたときからヘビメタには興味があったというが「主人が二度と現場に出られなくなると困るから」と、田尾氏の監督任期中は公の活動は封印していた。球団のフランチャイズ、仙台のFM放送局でDJとしてメタルの曲を流したり、「こっそりと練習」したりで“燃える炎”を抑えてきた。
 田尾氏が監督を退き解説者に転向した06年、転機が訪れた。同年秋にリリースしたシングル「Futamata」に有名メタル・ギタリストの横関敦(45)が参加。「横関さんなしではできないと思った」というほどホレ込み、共通の知人がいた縁もあって、メタルデビューへの道が開けた。
 自ら手掛けた歌詞は超過激!?「愛してもう二度と勃(た)てないくらい」(無限地獄)、「くわえたままGood昇天」(THREE FACE)など、性的イメージを喚起させるフレーズが満載。「いい意味でのエロさは、人間の魅力の1つ。この年になればサラッと歌えますよ」と話す。田尾氏も「いままでの曲よりもいい」と絶賛。28歳と25歳の息子と16歳の娘も全面バックアップを約束してくれた。
 そして、来月5日には都内でライブを開催。「70歳になっても革ジャン着て歌って、ロックフェス常連のおばあちゃんになれれば」。夫は現役時代“ヒット製造機”の異名をとった。生涯現役を目指すマダム・レイは“ヒット曲製造機”の称号を狙う。

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2008年3月24日のニュース