ジミー大西 病気と闘う子供励ます

[ 2008年2月28日 20:15 ]

 内科と外科の垣根を取り払った「小児医療センター」が大阪大病院に開設され、地元出身の画家ジミー大西の記念アート「野原の家」の除幕式が28日、行われた。

 大人の背丈ほどの三層構造になった絵で、大きなシマウマ模様のすき間から色鮮やかな動物たちが透けて見える。ジミーは、ビデオメッセージで「アフリカの動物と音楽をイメージしました。明るく楽しい気持ちになってほしい」と、病気と闘う子供たちを励ました。
 入院中の大阪府門真市の樋口純也君(7)は「わくわくした」と笑顔。母明美さん(35)も「病院の堅苦しさが消え、アットホームな雰囲気になった」と喜んだ。
 もともとは別だった小児科と小児外科の病棟が一体化。スタッフの目が行き届くよう病室も工夫した。こうした取り組みは全国でも珍しいといい、虫明聡太郎副センター長は「縦割りを乗り越え、スタッフの連携を進めたい」と話している。

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2008年2月28日のニュース