関テレ五輪危機!勇み足で復帰見送り

[ 2008年2月19日 06:00 ]

 「発掘!あるある大事典2」のねつ造問題で民放連を除名された関西テレビ(大阪市)の復帰を検討していた近畿民放社長会は18日、除名のままでは放送できない北京五輪の広報資料を配布したのは問題として、民放連への復帰要請を見送った。

 民放連の広瀬道貞会長は「同業者の意見を聞いて諮ったらどうか」と述べ、今春に復帰を検討する考えを示唆していた。しかし、重要視される地元の賛同が得られなかったことで、8月の北京五輪前に復帰する見通しは不透明になった。
 関西テレビによると、系列キー局のフジテレビが1月、北京五輪の番組キャスター決定についての広報を出した。受け取った関西テレビは今月4日、民放連除名中には放送できないのに「フジテレビ」を「フジ・関西テレビ」と書き直しただけで配布していた。
 関西テレビは1月30日、民放連に復帰願を提出していた。

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2008年2月19日のニュース