祐也被告「親が70歳までには自立」

[ 2008年1月22日 06:00 ]

関係者とともに、車で東京地裁に入る高橋祐也被告(中央)

 覚せい剤取締法違反(使用、所持)の罪に問われた女優・三田佳子(66)の二男で、歌手・高橋祐也被告(28)の初公判が21日、東京地裁(秋葉康弘裁判官)で開かれ、祐也被告は起訴事実を認めた。検察側は懲役2年を求刑。被告人質問で、祐也被告が「本を買いたい」と言って両親から渡されたお金が覚せい剤購入に充てられており、両親に対する被告の変わらない依存ぶりが明らかになった。判決は28日。

 祐也被告は、ファスナー付きの黒地のトレーナー、ジーンズで法廷に姿を見せた。21人の傍聴人が見守る中、緊張した表情で入廷。うつろな瞳で何度もまばたきした。裁判官の質問には早口でしっかりと答え、起訴事実について「間違いありません」と小さな声で認めた。
 被告人質問では、うつ病や薬物依存による幻聴が聞こえるなどの症状があると告白。2度目の逮捕後、劇作家唐十郎氏(67)の下などで更生を目指したが「仕事がなくなり、プレッシャーがかかっていた。覚せい剤をやれば、もう少し頑張れる気がした」と3度覚せい剤に手を染めた理由を述べた。
 収入は月額10万円に満たなかったといい「生活費として両親に5000円、1万円ともらって(月額)20万円ほどもらっていた。騒いでもらったこともある」と親離れできない精神状態を明かした。覚せい剤の購入費は「余ったお金をためて買った。(両親が)もし知ったら傷つくと思ったが、買うたびにあと1回だけと思っていた」と視線を落とした。
 冒頭陳述によると、祐也被告は薬物依存の治療で入院していたが、退院後の昨年10月中旬ごろから、覚せい剤を密売人から購入。昨年11月15日、東京都港区内にあるコンビニのトイレで覚せい剤を熱して吸引した。逮捕前日も自宅の部屋で使用していた。
 証人として出廷した父で元NHKプロデューサー高橋康夫氏(66)は「助けないといけないという思いが過保護になり、彼にとって便利なツールになってしまった」と顔を真っ赤にした。
 弁護側は薬物依存者の更生施設などでの治療を優先させるべきと主張。執行猶予を求め、結審した。祐也被告は「両親が70(歳)になる前には独りで生活できるようにしたい。皆さまに感謝しております」と謝罪し、更生を誓った。

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