GG賞授賞式典を中止、地味な会見に

[ 2008年1月9日 06:00 ]

 米脚本家組合(WGA)のストライキで俳優の多くが欠席する恐れが出ていた今月13日の米主要映画賞、第65回ゴールデン・グローブ賞について、主催者のハリウッド外国人記者協会は7日、各賞受賞者を発表する例年の式典を事実上中止し、記者会見に変えると発表した。

 ゴールデン・グローブ賞は例年、俳優や映画監督らが華やかな式典会場で発表の瞬間を待つ姿がテレビで生中継されてきたが、今年は地味なセレモニーになりそうだ。
 ストを支持する米映画俳優組合は、授賞式典がテレビ放映された場合、WGAと対立しているテレビ制作会社の利益になるため、俳優組合員に欠席を呼び掛けていた。これに呼応する俳優が出てきており、主催者が変更を余儀なくされた。
 AP通信によると、主演男優、女優賞などにジョニー・デップやジョディ・フォスターら俳優72人がノミネートされている。このうちの大半が俳優組合員。ストが長引けば、2月のアカデミー賞に影響が出る恐れがある。 

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