【RIZIN】YA―MAN「どんな環境からでも頑張れば活躍できる」母子家庭の子供たちにメッセージ

RIZIN.42   ●三浦孝太ーYA―MAN○ （ 2023年5月6日    有明アリーナ ）

AーMAN（右）が三浦をKO（撮影・篠原岳夫）
Photo By スポニチ

　格闘技イベント「RIZIN.42」が6日、東京都江東区の有明アリーナで開催された。

　第9試合でYA―MAN（26＝TARGET　SHIBUYA）が三浦孝太（20＝BRAVE）を1R3分13秒のTKOで下した。三浦のタックルを防いでから、左ストレートで倒してから立ち上がるところを左で膝蹴り。さらにパウンドでラッシュをかけて勝負を決めた。

　MMAデビュー戦を白星で飾り「練習でやってきたことが試合で出たので“これがMMAか”って感じで楽しかった」と満足感を示した。最後はパウンドでの決着。「キック（ボクシング）にはないので、効いているか分からなかったからガードの上からフルスイングで。気持ちよかった」と振り返った。

　女性人気の高い三浦を下し「爽快です」と笑った。「これで少しでも女性ファンがついてくれればうれしいけど（笑）…どうなんだろ、逆に嫌われたかな？」と不安げな表情。「試合終わってからの反応を見て“ふざけんな”みたいに言われてたらイケメン狩りは辞めようと思います（笑）」と冗談交じりに話した。

　対戦相手の三浦はサッカー元日本代表FW三浦知良（56＝オリベイレンセ）の次男。母子家庭で育ったYA―MANは「三浦選手のお父さんは凄くて、この試合（育ちが）対極だと思う」とした上で「どんな環境からでもこうやって頑張れば大きな舞台で活躍できる。結局は自分次第なんですよ！それを今日は伝えたかったです」とリング上で語った。この日は、自身と同じ境遇の母子家庭の家族300人を招待。子供たちへ、勝利とともに熱いメッセージを届けた。