伊吹吾郎の孫　遼平がデビュー戦でTKO勝ち　最後は水戸黄門印籠突き出し勝利喜ぶ

＜小林壮太・伊吹遼平＞2回TKO勝ちの伊吹（左）＝撮影・村上　大輔
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　俳優の伊吹吾郎（77）を祖父に持つ伊吹遼平（27＝三迫）が6日、東京・後楽園ホールでプロボクシング東日本新人王ミドル級4回戦に臨み2回2分15秒TKO勝ち。リングサイドから祖父・吾郎が見守る中で、華々しいデビューを飾った。

　自慢の強打を1回からさく裂させた。ゴングと同時に体躯を生かし突進し、相手をコーナーまで追い込み、左右のフックやショートアッパーを当て続け2回に試合を終わらせた。祖父が出演していた人気時代劇「水戸黄門」のテーマ曲で入場するなど、会場の視線を一身に集めた。

　京都成章高ではラグビー部に所属。普段は鍼灸（しんきゅう）師やパーソナルトレーナーを務めながら、3年前からボクシングジムに通い始めた。「プロでチャレンジしてみたかった。恩返しできたらいい」と意気込んでいた一戦で最高のスタートを切った。