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ウクライナ出身・アナスタシア判定負け 「国がどんな状況にあろうとも実現できるはず」涙の決意

[ 2022年7月31日 22:49 ]

試合後の会見で、母国・ウクライナに関する質問に涙するアナスタシア(撮影・前川 晋作)
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 総合格闘技イベント「RIZIN.37」が31日、さいたまスーパーアリーナで開催された。今大会から開幕した女子スーパーアトム級ワールドグランプリトーナメント1回戦でウクライナ出身のアナスタシア・スヴェッキスカ(24)はRENA(SHOOTBOXING/シーザージム)に0―3の判定で敗れた。

 1Rはグラウンドの展開で善戦する場面もあり、その後は両者がスタンドの打撃戦に。有効打を入れ合ったが惜しくも判定負け。「十分に良い試合を見せることはできた」としながらも「判定の結果にはいくつか疑問に思っているところもある」と少し納得いかない様子を見せた。

 母国・ウクライナの状況に関して、世界にアピールしたいことを問われると、目を潤ませながら思いを語った。「皆さんにぜひ言いたいことは、戦争はまだ終わっていないということです。そういった状況の中でも国民は互いに助け合っている。ウクライナというのは独立した自由な豊かな国だということ」。そして今後の自身の可能性については「必ず私は目的をやり遂げるという強い意志を持っている。国がどんな状況にあろうとも実現できるはず」と覚悟を述べた。

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