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岡沢セオン、カザフスタン遠征に出発「優勝するつもり」

[ 2022年6月12日 21:32 ]

カザフスタン合宿に出発した岡沢セオン
Photo By スポニチ

 昨秋のボクシング世界選手権で金メダルを獲得した岡沢セオン(INSPA)が12日、カザフスタン遠征出発前の羽田空港で取材に応じ、「出るからには優勝したいし、優勝するつもり」と意気込みを語った。

 遠征メンバーは岡沢と牧野草子、北本隼輔、森脇唯人(いずれも自衛隊)、原田周大(専大)、若谷豪(愛媛県競技力向上対策本部)の選手6人で、荒竹俊也コーチ、市川直人コーチが同行。カザフスタンの首都ヌルスルタンで同国代表と合同合宿を行い、中国、インドなども出場予定の国際大会に出場する。

 9月に予定されていた杭州アジア大会がコロナ禍で延期となり、選手にとっては今回の遠征は24年パリ五輪に向けて国際舞台を経験する貴重な機会となる。岡沢は「気合を入れてドレッドにしてみました」と、“サムライヘア”から髪型を変えて登場。“プロのアマチュアボクサー”として活動しているだけに、アジア大会の延期についてはスポンサーに付いてもらっているので、僕の試合の結果を待ってくれている人たちに恩返しする場が一つなくなったのはショック」と残念がりながら、「他の大会で存在感を出していかなくちゃいけない」と表情を引き締めた。

 昨秋の世界選手権ではウエルター級(69キロ以下)で金メダルを獲得したが、国際ボクシング協会(AIBA)の階級変更により、ウエルターが67キロ以下となったため、今回からライトミドル級(71キロ以下)を主戦場とする。「減量がなくなって気持ち的に余裕ができた。階級が上がれば、自分の足(フットワーク)が他の選手と差別化できる。自分の良いところを出して、より他の選手ができないようなボクシングができるはず」。まずは強豪国カザフスタンでの合宿と大会で腕試しする。

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2022年6月12日のニュース