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中谷がロマチェンコ戦以来約1年ぶりの再起戦へ計量パス「世界をアピールできるように」

[ 2022年6月12日 15:12 ]

計量をパスした中谷正義
Photo By スポニチ

 ボクシングの元東洋太平洋ライト級王者でWBC同級13位の中谷正義(33=帝拳)が13日、後楽園ホールで約1年ぶりの再起戦に臨む。フィリピン同級2位ハルモニト・デラ・トーレ(28=フィリピン)との137ポンド(約62・1キロ)契約10回戦で、12日に都内で行われた前日計量を中谷はリミットより100グラム軽い62・0キロ、デラ・トーレは600グラムアンダーの61・5キロで一発パスした。

 中谷は昨年6月、米ネバダ州ラスベガスで3階級制覇の元3団体統一世界ライト級王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)に9回TKO負け。「自分は攻撃のバリエーションがなかった。ロマチェンコはディフェンスの中にもうまく攻撃を隠している部分があって、どこから攻撃が来るのか分からなかった」と痛感し、元3階級制覇王者ホルヘ・リナレス(帝拳、ベネズエラ)らとのスパーリングなど練習にも取り入れてきたという。デラ・トーレは前回来日時の19年10月、ライト級の東洋太平洋&WBOアジア・パシフィック2冠王者・吉野修一郎(三迫)に1回TKO負けしており「比べられると思うので、世界をアピールできるような試合をしたい」と意気込んだ。

 19年以降は海外で3試合を戦っており、国内での試合は18年12月以来約3年半ぶり。後楽園ホール登場は14年1月以来、実に8年5カ月ぶりで、日本のファンの前での戦いを「うれしい。楽しみです」と話した。。20年12月に現役復帰と帝拳ジムへの移籍を発表後、同ジムの選手が計量後に栄養補給用のうなぎを手渡されるのを見ていて「ずっと食べたいと思っていた(笑い)」と明かし、うなぎ入りの手提げ袋を手に計量会場をあとにした。

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2022年6月12日のニュース