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井上尚弥 ドネア戦で「これは倒せる」と確信した瞬間 実感した2年7カ月前との決定的な「違い」

[ 2022年6月12日 11:42 ]

井上尚弥
Photo By スポニチ

 日本人初のボクシング世界3団体統一王者、WBAスーパー&WBC&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(29=大橋)が12日、フジテレビ「ワイドナショー」(日曜前10・00)にゲスト出演した。

 井上は7日に、2年7カ月ぶりの再戦となったノニト・ドネア(39=フィリピン)を2度倒して、圧巻の2回1分24秒TKO勝ち。WBA王座7度目、IBF王座5度目の防衛に成功し、WBC王座を獲得した。

 日本中が注目した「世紀の再戦」を振り返り、前回と今回の違いを聞かれた井上は「一番思ったのは体重の戻し方。リング上がって見た時、(ドネアは)体重を戻しきってないなっていう印象だったんです。ちょっと低めで設定して上がってきているなと。スピード重視の作戦なのかなと思った。軽めにして動きを軽くするのかなと」と語った。

 体重については「人それぞれですけど、重い階級なら6、7キロ戻すこともありますし。僕は軽量級なので最高で戻したのが6キロなんです」と明かしたうえで「前回対戦した時は僕、3キロしか戻ってなかったんです。それは意識してたんじゃなくて、ドネアをリスペクトしすぎて気を引き締めすぎたというか。水分とか気をつけすぎて体重の戻しが3キロしかなかった。今回は5・5キロ戻したんです。その段階でかなりの差があった。体重も戻ってるし、パンチにもすごく体重も乗るし、これは倒せるという自信はありました」と早い段階で勝ちを確信したという。

 コメンテーターで大のボクシングファンである「ダウンタウン」松本人志は「リングの中の重力が軽いんかと思ってしまうくらい、スピードが半端じゃなかった」とうなずき、井上も「体重を増やしたんですけど、スピードが落ちなかった。その時点でコンディションは120%だった。完璧に仕上がっていました」と胸を張った。

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2022年6月12日のニュース