×

井上尚弥 ドネア戦で「2年7カ月前の悪夢がフッとよみがえった」瞬間 「そう来るならこっちもいくぞと」

[ 2022年6月12日 11:30 ]

井上尚弥
Photo By スポニチ

 日本人初のボクシング世界3団体統一王者、WBAスーパー&WBC&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(29=大橋)が12日、フジテレビ「ワイドナショー」(日曜前10・00)にゲスト出演した。

 井上は7日に、2年7カ月ぶりの再戦となったノニト・ドネア(39=フィリピン)を2度倒して、圧巻の2回1分24秒TKO勝ち。WBA王座7度目、IBF王座5度目の防衛に成功し、WBC王座を獲得した。

 日本中が注目した「世紀の再戦」を振り返り、TKO勝ちは「想定はしてました。早いラウンドでの判定決着も想定してましたけど、それはドネアの出方次第だと思っていた」と語った。

 前回対戦した19年11月は、試合中に右眼窩(がんか)底骨折を負いながらも最終的にダウンを奪って判定勝ちした。

 井上は「ドネアが1ラウンド目、いきなり左フック。ドネアは(左フックでいくと)決めてましたね。映像越しだと僕の背中側だったのでわからなかったと思うんですけど、フックがガードの間を入ってきて、右目に当たったんですよ。その瞬間、2年7カ月前の悪夢がフッとよみがえって、気を引き締めなきゃと。そう来るなら、こっちも行くぞと。最初から来るなら行くぞという気持ちで挑んだんです」とリング上での心境を明かした。

続きを表示

2022年6月12日のニュース