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【井岡一翔と一問一答】「初心を取り戻せた」 正月休みは「家族でゆっくり、何も考えずに過ごす時間を」

[ 2022年1月1日 12:39 ]

4度目の防衛から一夜明け、オンラインで会見したWBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔

 プロボクシングWBO世界スーパーバンタム級王者・井岡一翔(32=志成)が4度目の防衛成功から一夜明けた1日、オンライン会見に臨んだ。主な質疑応答は以下の通り。

 ――試合のダメージは?
 「ダメージは大丈夫です。12ラウンド戦ったので疲労感だったり、体の疲れは多少ありますけど、ダメージだったり、怪我はなく、体は元気です」

 ――10度目の大みそかの試合だった。
 「自然にこみ上げるものはあった。今までを振り返り、初めて大みそかのリングの上がった時の気持ちを思い出したし、初心を取り戻せた。統一戦は流れてしまったけど、試合ができることのありがたさを感じたし、次の舞台に進む試合になったと思う」

 ――あらためて試合を振り返って。
 「映像は見ていないので自分の記憶の中にあるシーン、印象だけど、こうすれば良かった、ああすれば良かったというのはあるし、それが次の成長過程の課題になる。ただ、きのうはきのうであれがベストだった。勝てたことが一番」

 ――福永が「井岡は顔色一つ変えない」と驚いていた。
 「本当に効いたパンチはなかったし、自分の中で1ラウンドからペースが乱れる展開でもなかった。どういう状況になってもできる自信があったので焦る気持ちは全くなかった。だから顔色一つ変えずにやってたんじゃないかと思います」

 ――試合のテーマはあったのか?
 「欲を出せば、KOで倒したいとか、良い勝ち方をしたいとか、そういう気持ちもあったけど、まず勝つことが先決。勝ち続けることが大事だと思うし、どんなに良い試合をしても負けたら意味がない。今までやってきて勝つ難しさが分かっているからこそ勝ちに徹する気持ちだった」

 ――昨夜はどう過ごした?
 「チームと家族と食事しながら新年を迎えました」

 ――正月休みはどう過ごす?
 「家族でゆっくり…寒いし温泉とか行けたらいいねとか話している。今まで僕の試合に向けてサポートしてもらったので、家族でゆっくり、何も考えずに過ごす時間をつくれたらと思っている」

 ――2021年を振り返って。
 「始まりからボクシング以外のことで、いろんなことがありましたけど、結果、それが自分の成長なのか何かにつながった。去年2試合勝ちきって、プラスにできたと思う」

 ――あらためて今後の目標を
 「ずっと言い続けている統一戦を実現させて、統一チャンピオンになる姿を見てもらいたい。今年は自分が目指しているものが実現していく年になればいいと思います」

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2022年1月1日のニュース