井岡V4!“代役”福永に3―0判定勝ち 世界戦勝利数の日本記録「19」に更新
WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦 〇同級王者・井岡一翔 判定3ー0 同級6位・福永亮次● ( 2021年12月31日 大田区総合体育館 )
王者・井岡一翔(32=志成)が挑戦者で同級6位の福永亮次(35=角海老宝石)に3―0で判定勝ちし4度目の防衛に成功した。プロ30戦目、10度目の大みそか戦という節目を白星で飾り、世界戦勝利数の日本記録を19に更新。ドーピング騒動や王座統一戦の中止など苦難続きだった“激動の一年”を締めくくり、新たな年の飛躍を誓った。
4階級制覇王者が誇りと意地で福永の挑戦を退けた。強打のサウスポーを相手にノーモーションの右ショートや左アッパーなど角度、タイミングを変えたパンチをヒットさせ、相手のパンチは芯を外す高い技術力を披露。序盤にあえて近距離で打ち合い、挑戦者の勢いを止める試合運びのうまさも見せた。
「福永選手は気持ちが強くタフだった。でも、怖かったのは気持ちの部分だけ。そこをつぶせば負けないと思っていた」。ジャッジの採点は2~8点差と、ばらつきはあったものの、井岡は勝利を確信して12ラウンド終了のゴングを聞いた。
IBF王者アンカハス(フィリピン)との王座統一戦が中止になり、急きょ対戦相手が変更。井岡自身も気持ちのコントロールは難しい状況だった。井岡はそれを自身の“挑戦”として捉え、10回目のリングに上がることを選択。福永を仮想アンカハスに見立て、準備してきたコンビネーションなども試し、ケガのリスクを回避しながらの勝利。「これも井岡一翔のボクシング」と胸を張った。
21年は激動の年だった。タトゥー問題での厳重注意処分、最終的に潔白が証明されたが、JBCの不手際でドーピング騒動に巻き込まれた。そして念願だった統一戦の中止。そんな状況でも闘い続けたことで“次”が見えてきた。「まずはアンカハスとの統一戦を実現させたい。僕が2本ベルトを獲れば、(4団体統一も)引き寄せられると思っている」。新たな年へ力強く一歩を踏み出した井岡は22年、大きな野望に向かって突き進む。
2022年1月1日のニュース
-
武尊 ワンオクTakaと肩組み仲良し2ショット! 「いつも優しくてカッコいい兄貴」
[ 2022年1月1日 19:05 ] 格闘技
-
キックボクサー・松倉信太郎 元グラドル犬童美乃梨さんと結婚 「みのりがいるから強くいれる」
[ 2022年1月1日 16:21 ] 格闘技
-
【井岡一翔と一問一答】「初心を取り戻せた」 正月休みは「家族でゆっくり、何も考えずに過ごす時間を」
[ 2022年1月1日 12:39 ] 格闘技
-
V4成功の井岡一翔 一夜明け会見で新年の抱負「統一チャンピオンになる姿を見てもらえたら」
[ 2022年1月1日 12:07 ] 格闘技
-
キング孝太 決めた“Vゴール”衝撃1ラウンドTKOデビュー!白ずくめ父・カズの前で白星
[ 2022年1月1日 05:30 ] 格闘技
-
天心 涙…五味とドローで卒業 スケボー五輪金・堀米、武尊も観戦
[ 2022年1月1日 05:30 ] 格闘技
-
扇久保 朝倉海に雪辱V「続けてて良かった」、リング上から求婚も
[ 2022年1月1日 05:30 ] 格闘技
-
初代タイガーマスク、佐山聡長男・聖斗&元貴源治がRIZIN参戦表明
[ 2022年1月1日 05:30 ] 格闘技
-
井岡V4!“代役”福永に3―0判定勝ち 世界戦勝利数の日本記録「19」に更新
[ 2022年1月1日 05:30 ] 格闘技
-
35歳・福永 スコア以上に感じた世界の壁…引退示唆「これ以上はないかな」
[ 2022年1月1日 05:30 ] 格闘技