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元K―1王者の武居は“59秒殺” デビューから3戦連続初回KOも「右しか使えなかった」

[ 2021年12月14日 19:36 ]

55・0キロ契約8回戦 ( 2021年12月14日    東京・両国国技館 )

<武居由樹・今村和寛>1R、TKOで勝利した武居由樹(中央)
Photo By 代表撮影

 元K―1王者の武居由樹(大橋)が今村和寛(本田F)に1回59秒TKO勝ち。ボクシングデビューから3連続初回KO勝利を飾った。右フックでぐらつかせると、相手の右に合わせた右アッパーでダウンを奪い、レフェリーストップを呼び込んだ。

 会場は昨年12月13日、K―1卒業とボクシング転向を表明した両国国技館だった。「うれしいですね。1年前の昨日、K―1のベルトを返した。そんな中で試合ができのは縁があった」。3階級制覇王者の八重樫東トレーナーからはワンツーをテーマに挙げられていたが「右しか使ってません。考えて戦ってなくて…それがダメなところです」と反省を口にし、来年の展望を問われると「早い段階でベルトは欲しいので、そこへ近づける試合をして勝っていかないと」と表情を引き締めた。

 キックボクシングの距離よりも近いボクシングの距離で戦うことが課題の1つ。八重樫トレーナーは、倒したコンビネーションはキック時代から得意としていたものと紹介した上で、「ボクシングの距離でまだボクシングができていない」と厳しく指摘。それでも「元々キックボクサーとして完成された選手。ボクサーに変えるというより、武居というスタイルを確立できれば」と見通しを話した。

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