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亀田和毅は判定勝ち「左だけで勝てたのは自信になる」WBA世界スーパーバンタム級挑戦者決定戦

[ 2021年12月12日 21:04 ]

勝利後のリングで長男・望有(のあ)君を抱く亀田和毅(本人提供)
Photo By 提供写真

 プロボクシング元世界2階級王者でWBA世界スーパーバンタム級5位の亀田和毅(30=TMKプロモーション)が11日(日本時間12日)、メキシコ・エルモシージョで同級挑戦者決定戦に臨み、12回判定3―0(118―110、117―111、116―112)で同級10位ヨンフレス・パレホ(35=ベネズエラ)を下し、IBFとの統一王者・ムロジョン・アフマダリエフ(27=ウズベキスタン)が保持するWBA世界スーパーバンタム級スーパー王座への挑戦権を得た。

 「無事に勝てて良かった。右(ストレート)と左のフックに手応えはあったが(試合中に)右を痛めて打てなくなったのがきつかった。相手は世界ランカーで左だけで勝つのは難しい。左だけで勝てたのは自信になる」

 立ち上がりから細かく左ジャブを突き、手数で優位に立った。ノーモーションの右や右ストレートを組み込んだコンビネーションを見せていたが、中盤以降は右を使う場面が極端に減った。相手は中盤以降に左右ボディーなどで反撃したものの、全体的に手数が少なかった。

 この日は米国でIBF世界スーパーバンタム級の挑戦者決定戦も実施され、同級4位マーロン・タパレス(29=フィリピン)が同級3位の勅使河原弘晶(31=三迫)を下して挑戦権を得ている。アフマダリエフが両団体のベルトを保持するだけに、亀田は今後について「(IBFと)どちらが先に指名試合が入るのか、WBAの連絡を待ちたい。アフマダリエフの映像を見て、ちゃんと研究したい」と話した。

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