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【浜田剛史の目】ドネアは無駄な動きが減り効果的に力を発揮してた印象 幅が広い井上尚弥なら対応できる

[ 2021年12月12日 20:30 ]

WBC世界バンタム級王座統一戦12回戦   ○正規王者ノニト・ドネア(39=フィリピン) 4回KO 暫定王者レイマート・ガバリョ(25=フィリピン)● ( 2021年12月11日    米カリフォルニア州カーソン )

<WBC世界バンタム級王座統一戦>暫定王者ガバリョに4回KO勝ちし、初防衛と王座統一に成功したドネア(撮影:田中哲也通信員)
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 ドネアが力の差を見せつけた試合だった。技術面、パンチ力、そしてキャリア…すべての面において上だったということ。相手の考えていることを全部分かりきっていたのではないか。立ち上がりにガバリョが左ジャブを突いていったが、すぐに“脅し”を入れて下がらせ、自分のペースに持ち込んだ。逆にガバリョは、ドネアがどうくるか分からず、余裕がなかった。そこに、あのタイミングで左ボディーを打ち込まれては、どうしようもなかっただろう。

 ドネアはキャリアを重ねて無駄な動きが減った。力をセーブしながら、より効果的に力を発揮している印象だ。前回の井上戦からウバーリ戦、そして今回と、非常に良いボクシングをしている。仮に井上と再戦することになっても戦い方を極端に変えることはないはず。瞬間的な「行く」「外す」の判断を変えてくる程度ではないか。井上は戦い方の幅が広いので十分に対応できる。前回以上に良い結果が期待できると思っている。
(元WBC世界スーパーライト級王者)
 

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2021年12月12日のニュース