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1年ぶりリングの田中恒成 試合中も笑顔見せ収穫十分の2―1判定勝ち「今回は普通の一日として試合」

[ 2021年12月12日 05:30 ]

52・5キロ級契約10回戦   ○田中恒成 判定 石田匠● ( 2021年12月11日    名古屋国際会議場 )

5回、石田匠(左)にパンチを浴びせる田中恒成 (撮影・後藤 大輝)  
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 ボクシング元世界3階級王者の田中恒成(26)が元日本スーパーフライ級王者の石田匠(30)を判定2―1で下し再起した。昨年大みそかにWBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(志成)に敗れて以来1年ぶりの試合。相手の速い左ジャブに手を焼いたものの、3回以降は距離を詰めて左ボディー連打や右カウンターで主導権を握った。

 印象的だったのは入場や試合中も笑顔を見せたこと。相手ジャブで右目を腫らしながら「いつも緊張感が凄くピリピリしていた。今回は普通の一日として試合するつもりだった。緊張感が足りなかったのは反省点でもある」。昨年末で父・斉(ひとし)さんがチーフセコンドを卒業し、村田大輔トレーナー(43)と新コンビ結成。「楽しくやれている」と収穫十分の口ぶりだった。

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2021年12月12日のニュース