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WBOがカシメロにバトラーとの対戦指令 井上尚弥の4団体統一構想にも影響か

[ 2021年9月23日 07:34 ]

WBO王者のカシメロ
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 世界ボクシング機構(WBO)は22日、WBO世界バンタム級王者ジョンリール・カシメロ(32=フィリピン)に対し、同級1位ポール・バトラー(32=英国)との対戦に向けて交渉を開始するよう指令を出した。10月12日まで30日間の交渉期間が設けられ、合意しない場合は入札となる。入札最低額は10万ドル(約1100万円)に設定された。

 カシメロは2019年4月に暫定王座を獲得し、同11月には正規王者 ゾラニ・テテ(南アフリカ)を3回TKOで下して王座統一。20年9月にデューク・ミカー(ガーナ)、今年8月にギレルモ・リゴンドー(キューバ)を下し、次戦でWBC王者ノニト・ドネア(フィリピン)、WBA&IBF統一王者・井上尚弥(大橋)との対戦を希望していた。

 8月にカシメロと対戦予定だったドネアに対しては、WBCが20日に暫定王者レイマート・ガバリョ(フィリピン)との統一戦の指令を出したと発表。

 4団体統一を目指す井上は今月17日に自身のツイッターに「ドネアとカシメロは12月にやるならとっとと正式に決定させて実現させてほしい。4団体統一が遠のくのは勘弁。でなければ1人ずつ戦ったっていい」と投稿していたが、カシメロ、ドネアともに指名試合を行うとすれば、井上の4団体統一構想にも構想にも影響がありそうだ。

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2021年9月23日のニュース