×

那須川天心45連勝!ボクシング転向までの2試合「蹴りを磨いて強い天心を見せられるように頑張る」

[ 2021年9月23日 21:13 ]

<RISE WORLD SERIES 2021 YOKOHAMA>バンタム級、3回を終えガッツポーズを見せる那須川天心(撮影・会津 智海)
Photo By スポニチ

 立ち技打撃格闘技「RISEワールドシリーズ2021 YOKOHAMA」は23日、横浜市のぴあアリーナMMで開催され、メインイベントに登場した“神童”那須川天心(23=ARGET/Cygames)は鈴木真彦(24=山口道場)とバンタム級(55キロ以下)3分3Rで対戦。3―0で判定勝ちし、キックボクシングで40連勝、総合、ミックスルールを含めると45連勝を飾った。

 鈴木とは2015年8月に対戦し、1回1分46秒でKO勝ちしている。6年の月日を経ての再戦は、判定決着となり、那須川は「至近距離のパンチとか練習してきて、それで倒そうという気持ちが強くて空回りしてしまった」と反省したが、そこには6年前とは違う濃密な攻防があった。

 来年3月にボクシング転向を表明している那須川天心は、対戦相手のことよりも自分のパフォーマンスを高めることに集中してきた。2月以降は一つ一つのパンチや足の動きなど基本中の基本から見直し。「突き詰めれば突き詰めるほど、シンプルになる」という境地に至った。

 派手なKO勝ちではなかったが、6年前のリベンジに燃える鈴木とハイレベルな攻防を繰り広げた濃密な9分間。ファンは那須川の抜群のスピード、多彩なコンビネーション、そして、変幻自在の攻撃を目に焼き付けた。

 那須川は「やっぱり蹴りを使わないと倒すのは難しい。あと2試合、蹴りを磨いて強い那須川天心を見せられるように頑張ります」と宣言した。

続きを表示

この記事のフォト

2021年9月23日のニュース