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井岡一翔が2度目防衛「口だけで終わるわけにいかなかった」 田中恒成圧倒し「統一戦をしたい」

[ 2020年12月31日 19:05 ]

<WBOスーパーフライ級井岡一翔×田中恒成>防衛に成功した井岡(撮影・島崎忠彦)
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 プロボクシングWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦は31日、東京・大田区総合体育館で行われ、王者・井岡一翔(31=Ambition)が挑戦者で同級1位・田中恒成(25=畑中)に8回TKO勝ちし、田中の世界最速プロ16戦目での4階級制覇を阻止した。田中はプロ初黒星。

 試合後に井岡は「格の違いを見せるといってきて、男として口だけで終わるわけにはいかない。結果を出せてよかった」と話す一方、田中に対し「田中選手はこれからボクシング界を引っ張ってくれると思う。そういう選手と拳を交えることができていい経験になった」と敬意も口にした。

 井岡は第5ラウンド終了間際に左フックでダウンを奪い、第6ラウンドにも左フックで2度目のダウンを奪い、8回にレフリーが間に入った。

 国内最強の挑戦者を圧倒したことで、統一戦への思いを問われ「統一戦をしたいと思っている。この階級は世界で名が知れているチャンピオンがいる。戦っていきたい」と海外へ打って出る思いも口にした。

 ◇井岡 一翔(いおか・かずと)1989年(平元)3月24日生まれ、堺市出身の31歳。大阪・興国高では6冠を達成。09年4月にプロデビュー。11年2月にWBC世界ミニマム級王座を獲得し、平成生まれで初の世界王者に。12年12月にWBA世界ライトフライ級王座、15年4月にWBA世界フライ級王座を獲得。17年末に引退を発表したが、翌年に現役復帰し、19年6月にはWBO世界スーパーフライ級王座を獲得して日本人男子初の4階級制覇を達成した。身長1メートル64・8。右ボクサーファイター。

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