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リオ五輪銀・太田忍は初陣で一本負け ベテラン所から“総合の洗礼”

[ 2020年12月31日 18:08 ]

RIZIN.26   ○所―太田● ( 2020年12月31日    さいたまスーパーアリーナ )

<RIZIN26 第7試合 所英男×太田忍>太田(左)は所に腕を決められて一本負け(撮影・篠原岳夫)
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 16年リオデジャネイロ五輪レスリング男子グレコローマンスタイル59キロ級銀メダリストの太田忍(26=フリー)が総合格闘技のデビュー戦で一本負けした。61キロ契約の一戦で、ベテランの所英男(43=リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)にパンチを振ってからのタックルでテークダウンを奪ったが、グラウンドになるとグラップリング技術の高い相手に主導権を奪われた。1Rは腕を取られた状態から相手を肩の高さまで持ち上げてから落とすバスターで外したが、2Rはグラウンドで自分が上になっている状態から右腕を腕十字固めできめられた。ロックを外され反転したところでたまらずタップした。

 試合前は「自分の作戦を遂行すれば負ける確率は少ない」と自信をのぞかせていたが、実力者に洗礼を浴びせられた。勝った所は「自分のやりたいことに集中した」と太田対策はせずに臨んで、持ち味を出し切った。太田に対しては「(劣勢でも)目が死んでいなくて凄いと思った。次にやったらどうなるか分からない」とメダリストの潜在能力の高さを感じ取っていた。

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2020年12月31日のニュース