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井岡一翔 国内プロライセンスを再取得へ 日本での4階級制覇実現も

[ 2019年3月27日 14:23 ]

JBCのライセンスを再取得、握手を交わす井岡(左)とREASON大貴ボクシングジム・瀬端会長(撮影・篠原岳夫)
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 ボクシングの3階級制覇王者・井岡一翔(30)が27日、都内で会見し、日本国内のプロライセンスを再取得することを発表した。所属ジムはReason大貴(埼玉県越谷市)で、約1年半ぶりの国内復帰となる。

 一昨年の大みそかに現役引退を表明し、父・一法氏が会長を務める井岡ジムから離れた井岡は昨年7月に復帰を表明。ただ、国内のジムには所属せず、遊技機メーカー「SANKYO」のサポートを受け、同9月に米国で復帰戦を行った。さらに大みそかにはマカオでWBO世界スーパーフライ級王座決定戦に臨んだが、所属ジムを通じて日本ボクシングコミッション(JBC)にライセンス申請するルールがある国内では活動が制限されていた。

 井岡は国内復帰を決めた理由を「日本のボクシングに貢献したい。復帰して今、やっていることを日本で見せられたらと思った」と説明。すでにJBCにはReason大貴ジムを通じて申請しており、承認待ちの状態という。

 大みそかに井岡に判定勝ちしてWBO世界スーパーフライ級王者となったドニー・ニエテス(フィリピン)が王座を返上。WBO最新ランキングで井岡は同級2位にランクされており、再び王座決定戦のチャンスが巡ってくる可能性は高い。Reason大貴の瀬端幸男会長は「近く指令が届くと思う。6月ぐらいに東京でやる方向で動いている」と構想を明かした。日本ライセンスを再取得すれば、国内で日本男子初の4階級制覇を実現することも可能になる。

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2019年3月27日のニュース