「木村翔の第2章の始まり」勝利誓って復帰戦の地・上海へ出発

中国への出発を前に取材に応じた木村翔
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　30日に中国・上海で復帰戦を行うボクシングの前WBO世界フライ級王者の木村翔（30＝青木）が27日、中国への出発を前に東京・後楽園ホールで取材に応じ、「木村翔の“第2章”の始まりなので楽しみ。必ず倒して勝って次の試合につなげたい」と意気込みを語った。

　東洋太平洋スーパーフェザー級タイトルに挑戦した同門で同じ年齢の渡辺卓也（30＝青木）の応援のため、後楽園ホールに来場。中国へは午前2時に羽田を出発する強行軍となったが、「卓也君じゃなかったら来なかった。まあ（機内で）寝られるからいいかなと。気にしていないです」と余裕。惜しくも渡辺は判定で敗れたが、「気持ちの部分は伝わった」と激闘に刺激をもらった。

　昨年9月に田中恒成（畑中）に敗れて王座陥落。その田中は今月16日に田口良一（ワタナベ）を下して初防衛に成功し、テレビ中継のゲスト解説としてリングサイドで観戦した木村は田中の成長した姿からも大いに刺激を受けたが、さらに思いは強くなった。

　戦いの舞台は世界王者となった思い出の上海。有吉会長は「中国のプロモーターやファンにインパクトを残し『もう1回世界へ』と言ってもらえるような試合をさせたい」と話した。